初めてのバイク選び。
見た目の好みだけで素直に選びたいところですが、運転のしやすさや、維持費について気になっている方も多いと思います。
初心者が運転しやすい車種カテゴリーとその理由、中型バイクと大型バイクそれぞれのよさについてご紹介していきます。
バイクに激ハマりして4年で3台も乗り換えてきた筆者がおすすめとその理由についても語ります。
これからバイクに乗りたい! という方に少しでも多くの判断材料を提供する手助けができれば幸いです。
車種カテゴリー|特徴とおすすめ
車種カテゴリー
ネイキッド
スーパースポーツ(SS)
クルーザー(アメリカン)
スクーター
※厳密には、ストリートファイターやアドベンチャー等々、細かく分けるとたくさんのカテゴリーがありますが、今回はバイク初心者向けということでオーソドックスかつおおまかなデザインをイメージしていただくためにこの4種をピックアップしました(^^)/
筆者おすすめ車種カテゴリー
初心者おすすめ車種はズバリ! ネイキッドタイプです。
ネイキッドタイプのよいところは、乗りやすさとハンドルの切れ角です。
例えば、スーパースポーツタイプだと、足を置くステップという棒の位置が、シートの真下ではなく、少し後方についているため、足の裏が後方を向く形になり、自然と前傾姿勢になります。
前傾姿勢がデフォルトの状態だと、初心者のうちは特にハンドルに体重がかかってしまったり、余分な力を加えてしまいがちです。
教習所でも習うと思いますが、バイクは基本的には体重移動で車体を傾けることで、自然とハンドルが切れ、結果旋回したり、曲がったりすることができます。
この基礎を習うのに最適なバイクがネイキッドタイプだからこそ、教習車にもなっているのです。
ネイキッド
引用:ホンダ公式サイト CB400SFページより
https://www.honda.co.jp/CB400SF/ © Honda Motor Co., Ltd. and its subsidiaries and affiliates.
All Rights Reserved.
カウルという風除けの部位がなく、エンジン部分がむき出しとなっているデザインのバイク。
教習車として使用されるバイクもこの車種にあたる。
ハンドルの切れ角や、走行姿勢など、もっともオーソドックスな形のバイクといっても過言ではない王道タイプ。
カウルがないため、高速走行時、風がきついが日本の公道で、それほどのスピードを出すタイミングはないので大丈夫。
シートも広めで、お尻にも優しい(^^)/
スーパースポーツ(SS)
引用:ヤマハ発動機公式サイト YZF-R1ページより
https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/lineup/yzf-r1/
© Yamaha Motor Co., Ltd.
カウルという風除けで覆われており、高速道路走行の安定感が高い。
そしてなにより、カッコイイ(>_<)
レーサーレプリカとも呼称され、実際にレースで使われている最先端のエンジンやデザインを一般向けに販売しているもの。
ただし、長時間運転における快適性に難があり、シートがせまくお尻が痛くなったり、前述の通りステップの位置が車種によってかなり後方で姿勢きつめのこともある。
ただ、この手のバイクはロマン&カッコよさ重視なので、一目惚れしたらぜひ購入しましょう(^^)/
クルーザー(アメリカン)
引用:カワサキモーターズジャパン公式HP VULCAN Sページより
https://www.kawasaki-motors.com/mc/lineup/vulcans/
Copyright (C) 2013 Kawasaki Motors Corporation Japan All rights reserved.
ハーレーなどで有名なアメリカンタイプ。
ハンドルの位置が高く、ステップはシートより少し前よりについていて、足を前に投げ出すイメージでゆったり座るバイク。
シートは広く、長時間運転の快適性は高い。
ただし、ハンドルの切れ角が狭いため旋回性能は低め。
重量あるタイプが多い。
男のロマン。いつかは所有してみたい!!
ビッグスクーター
引用:スズキ公式ホームページ BURGMAN400 ABSページ
https://www1.suzuki.co.jp/motor/lineup/an400am3/
© Suzuki Motor Corporation, 2021. All rights reserved.
通常ビグスク。
オートマなので、シフト操作がなく、アクセルの開閉とブレーキングのみ。
シートが荷物入れになっていることが多く、積載に優れている。
また、シートの快適性はかなり高く。最近では風除けのウィンドスクリーンが自動で起動するようなタイプもある様子。
とにかく気軽にバイクを運転したい方にはおすすめ。
中型バイクのススメ|中型と大型のおすすめポイント
結論から言うと、バイク初心者が、今後長くバイクと付き合っていくために最適なバイクは中型バイクだと思います。
もともとバイクという乗り物に触れる機会が多く、メンテナンスや乗り方について肌感で知っている方は、早いタイミングで大型バイクにしても問題ないと思います。
所有してみるとわかりますが、バイクは、意外と面倒くさいポイントの多い乗り物です。
バイクの大変なポイントをまとめると以下のようになります。
チェーンなど錆びやすい部位がむき出しなので、手入れが大変
錆びや風雨に弱いので、駐車時はバイクカバーをつけ外しが必須。
低速走行からの右左折など、駐車場から発進するのに多少の慣れが必要
ヘルメットやブーツ・バイクカバー・プロテクター等、手ぶらで手軽に乗り降りができない。
アクセルでバックができないので、後方に行きたいときはUターンもしくは、手押しでの取り回しが必要。
雨天時はヘルメットの曇り具合が尋常じゃないため、曇り止めなどは必要。メガネの方は、さらに注意!
意外と大変なことが多いと思われた方も多いのではないでしょうか?
実際に筆者がバイクを初めて所有した数日間でしんどかったことを挙げ連ねてみました(^^)
とくに、低速での発進や、手押しでの取り回しのことを考えると、いきなり大型バイクを選ぶとしんどさが大きいかと思います。
こうした、バイクに乗るまでの間に面倒だなと思う項目が多くなればなるほど、経験すればするほどだんだんバイクに乗らなくなってしまうものです。
わたしもそんな経験がありました。
皆さんには同じ経験をしてほしくないので、まずは、軽々と手押しの取り回しができ、運転姿勢やハンドルの自由度の高い、中型ネイキッドからはじめると気持ちよいバイクライフが過ごせるかと思います。
もちろん、中型ネイキッドが初心者は必須というような価値観の押し付けはしません。
自分が一番カッコイイと思ったバイクを買ってみることも大事です。
ひとつの経験談として、お読みいただけるのが一番かなと思っています(>_<)
バイクの維持費|中型・大型の比較
~90cc | 91cc~125cc | 126cc~250cc | 251cc~400cc | 401cc~ | |
軽自動車税/年 | 2,000円 | 2,400円 | 3,600円 | 6,000円 | 6,000円 |
自動車保険/年 | 17,000円前後 | 17,000円前後 | 18,000円前後 | 20,000円前後 | 20,000円前後 |
駐車場/月 | 5,000円-20,000円 | 5,000円-20,000円 | 5,000円-20,000円 | 5,000円-20,000円 | 5,000円-20,000円 |
車検/2年 | 50,000円-100,000円 | 50,000円-100,000円 | 50,000円-100,000円 | 50,000円-100,000円 | 50,000円-100,000円 |
年間維持費計 | 60,000円-70,000円 | 60,000円-70,000円 | 70,000円-80,000円 | 110,000円-130,000円 | 150,000円-160,000円 |
※自動車保険は保険会社や条件によって変わりますので概算です。ネット保険にして、車両保険を入れないようにすると比較的安くなります。
※駐車場代も、立地や条件で大きく変わります。原付などの場合は、駐輪場にとめさせてもらえれば月額無料~1000円程度で済むこともあります。
※車検は初回だけ3年後、以降は2年ごとに実施となります。
※年間維持費は概算なので、詳しくはご自身の条件で見積もりをとることをおすすめします。
初めての愛車選びは楽しいですが、かなり悩まれると思います。
少しでもこの記事をお役立ていただければ幸いです(^^)
ではまた(^^)/