この記事では、合気道をはじめたいかた、合気道道場に通うってどんな感じなんだろうという方に向けて、合気道世界大会(ワールドコンバットゲームズ)の受け身に推挙された経験のある筆者の体験談をお伝えしていきます。
また、上達のコツや護身術としての有用性、初心者がつまづきがちなあれこれについてもお伝えしていければと思います。
合気道の特長
まず、合気道の基本情報・特徴は以下の通りです。
主流の流派についての情報となります。
一部異なる道場もありますので、入門前にチェックしておきましょう!!
柔術(投げ・関節技が主体)
合気道は柔道のような投げや、手首などの細かい関節をとる技が多いです。
投げに入るための牽制となる当身はありますが、基本的にパンチ(突き)やキック(蹴り)等は行いません。
また、プロレスや総合格闘技で出てくるような逆関節を極めるような関節技や投げ技はほとんどありません。
人間の関節が曲がる方向への関節技が主流なので、技の稽古を積んでいくと関節の柔軟性が上がり、健康にもとても良いですよ(*^^*)
原則、試合がない
合気道は先生がセンターで技を披露したら、生徒同士で組みを作ってお互い交互に技を出し合います。
それぞれ基本的な技の型があり、それを実際に相手と技をかけあいながら、反復することで覚えていきます。
勝ち負けのある試合はありません。
本気で技を出すと危ないものが多いことが原因のひとつです。
演武大会というお披露目会はあります。
演武大会には有名な高段位の先生の技を見る機会なので、YouTubeなどでぜひ見てみてください(>_<)
剣術や杖術も教わる
合気道は、元を正すと武器をもった時代での武術を源流としているため、木刀や杖(じょう)を使った稽古も行います。
ただ、武器術そのものをメインに教えているわけではないため、武器術がうまくたい場合は、それを専門にしているところ(剣道や薙刀道など)で習ったほうがよいと筆者は考えます。
格闘技と比較すると、実戦での即効性は低い面がある
合気道は試合がなく、幅広い年代の方々が一緒になって稽古をするため、格闘技よりも日頃の稽古のストイックさの面で劣る部分があると感じます。
また、パンチやキックの技術は一定の修練は必要なものの、素人と比べれば一定の成果を感じやすいですが、合気道の技は、身体の使い方(脱力や呼吸力という力の出し方)を身につけていかないと、見た目だけの技になってしまいがちなのが特徴です。
形を真似することや、動きを覚えることは簡単ですが、実際に相手に効く技にするまでがとても長い道のりになります。
※ただし、何もやっていないよりは圧倒的に心構えや身体の動かし方はうまくなるし、何より自信がつくと思います(^^)
対象年齢が広い。年配や女性も無理なく楽しめ、体力がある方もとことん自分を追い込める!!
体育会系の方同士で組めば、呼吸が苦しくなるほどに自分を追い込むこともできし、女性や年配の方と組めば、疲労感こそそこまでないが易しくゆっくりでも効く技を勉強することができます。
『相手に敬意を払いながら、誰と一緒に組んでも勉強になること』、これが武道の面白さのひとつです(*’ω’*)
流派によって技の形は大きく異なる。
流派によって稽古や技の雰囲気が大きく異なります。
実際に体験に行ってみて、道場や技の雰囲気があうところへ入門しましょう!!
先生によっても違うので、「この人のような技ができるようになりたい!」そんな風に思える先生を見つけましょう!
また、在籍数が多い道場だと誰とペアを組むかが結構大事です。
※大きな道場だと、外国人やいろんな先生から型を教わっている人が入り混じっているので、初心者のうちは地元の町道場や部活動など、指導方針が比較的統一されているところがオススメです。
【正直レビュー】合気道の良いところ・悪いところ
良いところ
◆いろいろな年代の方と交流ができる
◆町道場では、尊敬できる先生からたくさん教えてもらうことができる
※部活動だと近い年代のつながりが多いため、頻繁に師範から教えを受けることのできる環境は少ない。
◆指導時間内にペアやグループを作って稽古するのでコミュニケーションが苦手な方でも一生懸命取り組んでいれば仲良い人がたくさんできる
◆近隣に道場を複数箇所構えているようなところであれば、週に何回も稽古に行ける!
※筆者は週8回(日曜に一日2回行ったりする)行っていました。
悪いところ
⭐わるいところ
◆年配者が多いので、いい意味でもわるい意味でも年配者ファーストの雰囲気がある道場が多い。一生懸命強くなりたい若者へのサポートはいまいちに感じることも。
◆いろんな人がいるということはその分、変わった方や合わないと感じる方もいる。人それぞれ相性があるので、スルースキルや、誰の指導をしっかり聞くかの分別は大事です。
※オラオラ系や怖い人は格闘技界に比べるといない。
◆指導員が複数いると、その数だけ違う方針がある。
指導員によって、褒めるポイントが異なるため、先生によって技を使い分ける必要がある場合もある。
いろいろな技のかたちを学べてとても勉強になるが最初は戸惑う。
合気道上達のアドバイス(本当に上手くなりたい人向け)
具体的な技術はまた次の記事で!ではまた(^^)/